2020/6/22 製品紹介③ 試作治具ブラケット

今回紹介するのは、治具ブラケットの試作品です。サイズは、140×120×40程度です。

治具ブラケット 1治具ブラケット 2治具ブラケット 3

 

 

 

 

この製品を製作する際にポイントとなるのは、無垢のブロックからの削り出しではなく、板金で製作した部品を溶接し、最後に機械加工をしている点です。このような形状の製品は、無垢から削り出すと削る範囲が大きくなり、加工時間が長くなります。また、削って捨ててしまう部分も大きくなるため、無駄な材料費がかかってしまいます。しかし、部品ごとに製作して溶接し、最後に機械加工を行えば、材料費は必要最低限で済み、機械加工の加工時間も短くなるためコストを下げることが出来ます。

ただし、このような加工を行う場合は、機械加工を行う作業者と、板金加工や溶接を行う作業者との密な連携が必要不可欠です。というのも、最終的に機械加工を行って製品を図面通りに仕上げるためには、板金や溶接の段階から様々な注意が必要であり、それについては機械加工の作業者が板金や溶接の作業者に指示しなくてはいけないからです。そのため、弊社では機械加工と板金加工及び溶接を全て一社で行うことで、連携が取りやすく、時間やコストのロスも少ない体制を整えております。それぞれの加工工程で必要な知識や設備が異なるため、人材の確保や設備投資は容易ではありませんが、最初から最後まで一社で製作することで、高品質で低価格な製品を短納期でお客様にお届け出来るという考えから、川地鉄工では日々努力を続けております。

それでは今回はこの辺りで失礼致します。営業担当、井上でした。

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