お問い合わせはこちら
0568-51-8661
平日受付時間:9:00~17:00
オリジナル製品
2023/7/10 受けローラー 旋盤加工+焼き嵌め
今回は旋盤加工+焼き嵌めの紹介です。
製作するのは弊社の製品のロータリードライヤの受けローラーという部品です。
使用する材料は以下の通りです。
丸棒:SS400 Φ70×310L
丸棒:SS400 Φ200×150L
まずは受けローラーのシャフト部分を旋盤で削ります。
川地鉄工では汎用旋盤で削り出します。
1本1本職人が熟練の技を駆使して切削します。
シャフト完成!
次のローラー本体の切削です。
DSC_1305
こちらも汎用旋盤を使っての削り出しです。
ローラー本体完成!!
シャフトとローラー本体の穴はしまりバメの公差で製作します。
焼き嵌め時にどのくらいの膨張し、冷めた時に締め込むのか。
この時の製作公差が焼き嵌めの重要なノウハウのひとつです。
そしてここからが職人の腕の見せ所です。
LPGガスの加熱器を使い、シャフトとローラーの焼き嵌めを行っていきます。
ローラーをしっかりと炙って膨張させていきます。
ここでも炙り方、炙り時間なども焼き嵌めの重要なノウハウです。
最後に膨張したローラー本体にシャフトを突っ込み作業は終了です。
DSC_1528
あとはローラーが冷めるのを待って、ローラーが収縮しシャフトを嵌め込みます。
焼き嵌めは溶接やキー材で固定するのに比べ、熱ひずみや余計な突起物(キー材や溶接ビート)などがなく、固定強度も高いです。
また加熱によりローラーにも焼きが入り、ローラー事態の強度も増します。
ベアリングユニットも組付け完成!!
昨今はこの焼き嵌めを行う職人が減少してきたり、安全性の為、焼き嵌め対応可能な会社も減ってきました。
もし旋盤+焼き嵌めのご要望があれば是非とも川地鉄工へご相談ください。見積もりからでも結構です。
私たちは、真心と創意工夫を込めたモノづくりを通じ、社会に貢献します!
川地鉄工株式会社 川地